当道場で稽古している合気道は、養神館合気道です。構え/基本動作等で養われる強靭な姿勢から技を施すのが特徴です。
桂・長岡天神道場では、稽古中は常に動き続け、汗をかく稽古を目指しています。なぜならば、以下のように考えているからです。
とはいえ、特に最強は目指しておりませんし、極意の習得も目的ではありません。
東の果てのサムライの国に住む者の嗜みとして、上は80歳から下は5歳まで。それぞれのペースに合わせて稽古しています。
長く続けられるのが合気道の魅力のひとつ。長くしないとわからない。ボチボチやっていきましょう。
桂・長岡天神道場の合気道は、このような特徴があります。
1.徹底的に姿勢がよくなる!
2.ゆるく稽古もできる!キツく稽古もできる!
3.飯がうまい&お酒がうまい&よく眠れる!
4.日本人でよかった!と思える!
合気道に試合はありません。すべて型稽古で行います。なぜならば、合気道で想定されている状況は、 相手が武器を持っている場合、多人数である場合、突発的に始まる場合、、、など、 現実に起こりうるすべての状況であり、こういった状況すべてに 個別に対応することは不可能なため、 型稽古でその本質を学ぶという稽古方法をとります。
しかしながら、このような状況は非常に 危険な状況であり、簡単に対処できるわけではなりません。最善の策は、 事前にこのような状況に陥らないことです。
そのために合気道では、礼儀を正しくし、稽古の中でお互いを尊重し、型を繰り返し稽古することによって、相手を倒すことではなく、 自分自身を磨くことで性格を温和に。皆と仲良くし、 敵を作らないことに稽古の主眼が置かれています。
養神館合気道は、技が統一・分割されているため覚えやすく、老若男女、誰でもいつからでも始めることができます。
また、海外にも広く普及し、合気道を通じて特別な友人関係を築くことができます。
最初に学ぶ動作です。ファイティングポーズではなく、自分の中心に強い軸を作り、 身体を練る鍛錬法です。正しい姿勢がわかると、普段の生活でも 姿勢が正しくなります。 生活すべてが武道の修行と気づき、 人生が一変します。
構えで培った強い姿勢を失わないように動く術を鍛錬します。剣の振りかぶる動作・切り下ろす動作を利用し、身体の芯を練っていきます。
達人が到達した境地を型にして残したものです。技をかける側(仕手)とかけられる側(受け)に分かれ、協力しあいながら形を作り、型に秘められた技の本質を学びます。
基本技のように止めずに、動きの中で自由に技を施します。「自由技」をやるようになると「基本技」がより解ります。「基本技」が解るようになると「基本動作」がより解ります。「基本動作」が解るようになると「構え」が変わります。
また「構え」が変わると「基本動作」も変わります。「基本動作」が変わると「基本技」も変わります。「基本技」が変わると「自由技」も変わります。
多くの伝統文化と同じように、最初に学ぶ「構え」こそが極意です。
合気道は、相手を傷つけない武道です。パンチやキックなどの打撃を練習することはありません。
少年部(小学生以下)については、下記のような指針で指導を行っています。
いじめられない、いじめない。勝つことよりも負けないこと。他者に対する思いやりを養います。
国際人として歴史に興味を抱き、自分に自信を持てること。また偉人に憧れを抱き、自分や友達を大切にする感覚を養います。
感謝の基本は神に対する畏怖や敬意だそうです。そういう繊細な感覚を育むようにしています。なぜならば、それらが危険に近づかない感覚や、他人に対する優しさなどの感覚を養うものだと考えているからです。
合気道的な「正しい」姿勢とは、以下3つに集約されると思います。
(1)見た目がキレイ
・背骨が、無理のない自然なS字カーブを描いている
(2)怪我しない
・腰回りに全力で力を入れても、腰を悪くしない
(3)技が効く
・姿勢が技に影響することを感じられる
意外とフワッと指導されがちな「正しい姿勢」ですが、上記を感じながら技を施す中で「正しい姿勢」を感得/検証することができます。
また、合気道は「二人で行う」ため、この「正しい姿勢」を「二人の関係性の中」に求める必要があります。呼吸・バランス・重心・クセ・体重・身長、、、等、その時々によって違う環境で、
あたかも「二人で行うヨガ」のように、
この「正しい姿勢」を見出すことが、難しくも楽しい合気道の要素のひとつです。