もろもろ整理する中で出てきた文章。2014年7月の再録。
今更な話だが。知ってる人は知ってるが
「windows8」には、従来のスタートボタンがない、、、や、正確に言うと無かった。先日、マイナーアップデートで「
windows8.1」になり、スタートボタンは追加された。しかし、このスタートボタンも
従来のように機能しない。
ipadなどタブレット端末で出遅れたマイクロソフトが
起死回生の一手で、
「タブレットとPCをシームレスに」
などと謳って発売された「windows8」。「タブレットとPCをシームレスに」しないといけないのに、
「タブレットとPCのOSが、
見た目だけが一緒で別モノ」
という
トンチンカンぶり。しかも
ソフト側が十分に対応してないため、タブレットで、「なんか小さいボタンを
必死で押さなきゃいけない」という始末。
PCなのにタブレット用の初期画面を出され、
電源の消し方も解らない。
「どーせ、元に戻るから」との俺のアドバイスも聞かず必死に覚えようとする知人もいたが、案の定、今年の4月にマイクロソフトが、
「スタートボタン元に戻します!」
(たしか8月
宣言。そして
開発者クビ。あまりにも不評だったからだ。
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まぁ、そんな話はどうでもよくて、我輩が面白かったのは、
「従来のスタートボタンの機能が残してあった」
(隠してあった)
ことだ。そういうわけで、少し
いじくると従来のスタートボタンが戻ってくるようになっている。(自分でいじくると面倒なので、フリーソフトなどでそういうのがある。
これの何が面白いって、
プログラマーとクリエイターの確執が見て取れるからだ。
クリエイター「こんな古いインターフェイスいらない。どうよこれ!
革新的な素晴らしいインターフェイス!」
プログラマー「はぁ?
使い辛いっすよ。これ」
クリエイター「これだからプログラマーはダメなんだ!このインターフェイスは過去の遺産を捨て、
新しい未来へと導くのだ!」
プログラマー(はいはい。お前はクビになっていいかもしれないが、どーせ、また「戻せ!」ってなって
苦労するのは俺らだろ?とりあえず、
削除しないで隠しとけ)
幸運にもプログラマーは、この手の責任感のある人だったのだろう。立場によっては「戻せ!ってなってもしーらないっ!後のことは知らん」、、、躊躇なく削除、、、となっていてもおかしくはなかった。
大企業病だな。ソニーは逆の意味で病的だが。
2024年12月23日