日本誕生、アラビアのロレンス、そして君の名は

「日本誕生」とは、1959年に公開された日本映画。題名の通り、日本創世物語の映像化だ。

いくつもそういう場面があったので、どれ?と言われても困るのですが、

野外でロケ→アップと同時にスタジオセット

え?野外でロケしてるのに、なんでわざわざスタジオで撮る?そのまま野外で撮り続ければいいじゃん、、、というわけで、調べてみました。

どうも、その方が効率的だからということらしい。まず、カメラが重い、、、天候が変わると露出合わせるのに苦労する、、、天気を選んで役者のスケジュールを抑えなければいけない、、、。この時代特有の何か舞台芸術から派生した慣習みたいなものか?と思っていたら、全然そんなことなかった。

しかし、その作り物の舞台が、今とは違った文明の進み方をした別の世界のようで、前衛芸術的な美しさを見せる瞬間がある。
「仮面の忍者 赤影」なんぞは、特にそう思うことが多い(16秒の卍党がでてくるあたりとか)。よくよく考えたら、ウルトラマンなどは、怪獣とのバトルは今でもスタジオセットか。
シリアの歴史を調べる流れで見た「アラビアのロレンス」。僕の記憶する限り、ただの一度もこの手の展開(野外でロケ→アップと同時にスタジオセット)がない。たぶん、すべてロケ。膨大な費用が掛かってそうなので調べたところ、「日本誕生」のほぼ10倍。名場面らしいのだが、蜃気楼と思われた影が、時間の経過とともに馬に乗った人間だとわかる場面がある。相当な苦労の末の撮影だったことは想像に難くない。

久しぶりに、原田知世の「時をかける少女」を観た。尾道つながりで「転校生」のコンボ。なんのことはない、これらを合わせると「君の名は」だな。アニメの。

2025年01月04日

  • line

戻る